参院選後に中央省庁再編、首相が表明(読売新聞)

 鳩山首相は27日午前の参院予算委員会で、「参院選後に、省庁の体制が古くなっている部分があるので、省庁全体のあり方を見直していくことが必要だ。大胆な方向を見いだしながら考えていきたい」と述べ、今夏の参院選後に中央省庁再編に取り組む考えを表明した。

 また、文部科学省所管の幼稚園と厚生労働省所管の保育所を統合する「幼保一元化」について、「2011年度で考える」と述べ、11年の通常国会に関連法案を提出する考えを示した。

 昨年の衆院選の民主党政権公約(マニフェスト)では、「省庁編成を機動的に行える体制を構築する」と明記。幼保一元化に関しても、「子どもに関する施策を一本化し、質の高い保育の環境を整備する」としている。幼保一元化は、昨年末に政府がまとめた経済対策にも、11年の通常国会までに必要な法案を提出することが盛り込まれている。

 一方、大地震に見舞われたハイチへの陸上自衛隊の部隊派遣に関連し、首相は「国連平和維持活動(PKO)を積極的にやりたい」と表明した。また、「初動が遅れてはいけない」として、国連などの要請に迅速に対応するための体制整備に意欲を示した。

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