女川原発 プルサーマル発電の実施、国が許可 (毎日新聞)

 経済産業省は8日、宮城県の東北電力女川原発3号機(沸騰水型、出力82.5万キロワット)でウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を使うプルサーマル発電の実施を許可した。国の許可は10基目で東北電力では初。実施には今後、地元自治体の事前了解が必要となる。

 プルサーマルは使用済み核燃料に含まれるプルトニウムの活用策とされ、同社の計画では原子炉内の核燃料560体のうち最大228体をMOX燃料に置き換える。同原発は05年8月の宮城県沖地震で想定を超える揺れにより全3基が緊急停止した。同日、許可書を受け取った梅田健夫副社長は「10年度までに実施の計画だったが、地震で長引いた。地元の理解を得て進めたい」と話した。

 プルサーマル発電は昨年、九州電力玄海3号機で始まり、今年中に四国電力伊方3号機、中部電力浜岡4号機、関西電力高浜3号機でも始まる見通し。電力業界は15年度までに16〜18基を計画している。【山田大輔】

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